ここはゲームを作る古の森...仕掛かり中のゲームたちに忙殺されるクマの住処...


森クマ(開発担当)
『まつろぱ移植ぅうう!!!デスアン仕上げぇええ!!!既存ゲーム保守ぅうう!!!!クマが、クマが3体に分裂しても首がまわらないっクマ!!!』

OL(森の事務担当)
「あらあら...今年も、ぜんためへの出展申請を出そうとしているみたいだけど、この様子じゃ見送りねぇ」
ぜんためとは?岐阜で毎年開催される屋外お祭りクマ。インディーゲームも無料で出展できて岐阜の夜は酒が美味しい貴重な試遊機会クマ。

OL「デスアンティークは2回試遊で出してプレイデータはとれているし、今年は出展の必要はないわね。経費申請も却下で。」

その夜..

『このままでは出展申請許可が降りない...岐阜に経費で行って岐阜のお酒を浴びるように飲めないっクマ貴重な機会が...。どうすれば...』
?「ふふふ、まだ諦めていないようだね。」

『!?その声は...』

魔女!めくるりウィッチさん!!
凍ってる...2年前に開発凍結したから...
作り始めるもゲームの流れやパズルのギミック/ボリューム等の問題で行き詰まり、一旦開発凍結したのだけど...代わりに新たに作りはじめたデスアンティークも呪われた絵画の移植共々デスマーチになってしまったクマ。その水面下でちょっとずつ、ちょっとずつ氷を溶かしてきたクマ...

『そうクマ、めくるりウィッチの新試遊版を一気に仕上げてこの機会に展示する目はある...でも、主に収益面の課題がまだ解決しそうにないクマ、今解凍するのはまだ危険...』

魔女「ふふふ...コンテンツDLCユーザービリティインプレッションにリテンション、そんなものは忘れておしまい。お金よりも形にするほうが大切だよ森のクマくん」

『だけどぉ...!売り上げが無いと森が潰れちゃうクマ!!お酒も鮭も手に入らないっクマ!』

『それに、仕掛かり中のゲームが2つもある状態で魔女の封印は解けないっくまよ!!せめてデスアンティークが出るまではおとなしく氷点下で眠っていてほしい...

魔女「さあ、その可愛いお目目をぐるぐるまわして〜」

魔女「めくるめく追憶を巡る森の小道に〜」

うおおおおん整うーととのうぅううう!!!

めくるりウィッチ、開発凍結解除だー!!!!

新ビジュアルだクマー!!!

岐阜だぁあー!!!


1日目・雨
雨がじゃんじゃん降ってるけどテントで雨宿りしながら試遊できるのでぜひにぜひに
— SleepingMuseum (@sleepmuse) 2024年10月19日
【21-A】でお待ちしてますクマ!#ぜんため pic.twitter.com/kGyk5XvkWT
しかし悪天候にも関わらず次々と試遊に訪れてくれる岐阜県民たち...さすがぜんための、歴戦の来場者であるクマ。

ぜんためはご家族連れもたくさん訪れるのだけど、めくるりウィッチの操作はぐるぐる回すだけなので、子供たちもぐるぐるしてクリアできてて嬉しかったクマ。
そうこうしているうちに1日目が終わり...
7時間にわたる展示、夜は土砂降りになり体はくたくた...しかし我々はそんなことではめげないクマ。

ひゃー!!ご飯にお酒だクマー!!!前日は試遊版を動くようにするため徹夜だったので土曜日の夜くらいはお酒飲んでも許されクマー!!!!
呪われた絵画の移植をお願いしているパブリッシャーさんを連れ回し行き着いた商店街の果てのお店、美味しい日本酒がたくさんあってクマも思わず饒舌になり開発の苦労話を連発する。


だがその醜態が3年間未リリースのゲーム展示に付き合わされてきたマンタの逆鱗に触れた!!

(バーン!!!)※マンタのヒレ

マンタ「そんなんだから貴様はいつまで経っても新作をリリースできないマンタ!!度重なる延期は全方位の信頼を失っていくマンタ!!もっと綿密に工数とマイルストーンをマンタマンタマンタマンタXXXXXー!!!!!」

「ぎぃっぎぎぃぎぃぎぎぎいっぎぎゃうぁ!!!!!」
(森のクマは血圧が高くなると顎の線が充血して赤くなるんだ!)

2日目は晴れたよクマー!!
そして....両日ともたくさんの方に試遊をいただき...

ひゃああ終わったー!!2日間お疲れ様でしたクマー!!!
それから我々は早急に試遊アンケートを集計し、試遊版から得られる貴重な情報を最先端AIも駆使しながら分析した。

最先端AIを駆使しても集計・分析作業は深夜にまで及んだ。2日間の疲労を癒す間もない、しかしこれが混沌からゲームを生み出す秘訣なのだ。

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OL「で、成果は。開発凍結していたゲームの封印を解いて試遊版を仕立てて岐阜まで行って、まさか酒を浴びるように飲んで帰ってきたただけということはあるまい。」

『来ましたねクマ。長い凍結を解除して、めくるりウィッチ、見えた...。最後までの流れ!完成形が!!』
『紙のアンケートもとってみたのだけど、なかなかの評価でしたクマ、ご回答いただいた皆様ありがとうクマ!!』


(開発者が目の前にいるのにネガティブな評価は書きづらいんじゃないかなぁ)
OL「それで、めくるりウィッチは完成したとして儲かるの?」

魔女「目先の成果に囚われては大切なものを見失ってしまうよ。奥底に眠る小さな宝石を見つけてこそのゲーム開発じゃないか。」

OL(これは儲からないわ...)
OL「ゲーム開発と並行して色々お仕事もしてきて、どうにか食い繋いできたけど、いよいよ限界なんじゃない?無理をして体を壊しては元も子もないのよ。新しい道(復職)をいくのもまた人生...もといクマ生なのでは?」

『でっでもぉ...この数年、スマホアプリの保守も大変だったんですクマ...それに呪われた移植も1年頑張ってきた、そろそろ新作ラッシュがしたいクマ!!したいクマ!!』

『呪われた絵画は各プラットフォームへの申請段階ですクマ!!デスアンも仕上げ仕上げ仕上げ段階!終わる!もう出る!全部出るからー!!!魔女もやるからー!!!だいじょぶ(多分)大丈夫だからー!!!!』

見えてる!!長い冬の終わり!!

(季節はこれから冬だけどなぁ)
OL「...そこまでいうなら...」

OL「最後の...最後のチャンスで...もう1年だけ猶予を...」

「あぁっ姉御!!見てくだせぇっこの領収書の山!!全部居酒屋のだぁ!!しっしかもイベント前日の金曜日からですぜ!!」


ぜんため運営様お越しいただいた皆様ありがとうございましたクマ!!!来年もぜひにー!!!
岐阜出身の開発者の方が案内してくれた岐阜タンメンが美味しかったですクマ。