金沢オープンデータアプリコンテストに行ってきましたクマ! 森クマblog冬の特別編
ある日の森のアプリ開発室・・・
OL「森クマ、メールが来てるわよ」
森クマ「誰だろう、流行語大賞にクマンタがノミネートされた通知かなクマ」
あぁっ!!やったー!!
KANAZAWAオープンデータアプリコンテストに申し込んだ企画書が、一次審査を通過したんですクマ!!
(こんてすとっ)
OL「このクマは!デジゲー博に勝手に申し込んだかと思いきや、今度はコンテストだと!?」
(いたいっ!!)
森クマ「も、森クマは金沢が好きなんですクマ!ほら、企画書もこの通り!!」
(一次審査用に作った企画書)
OL「おまえの顔じゃねぇか!!」
(ペースが早いっ!!)
森クマ「に、二次審査に進めば、賞金2万円がもらえるんですクマ!」
OL「えぇっそれは太っ腹ね!!森クマゲームの年間収益より勝ってるんじゃない!?」
少女「ちょっとまって」
少女「要項をよくみて。二万円は、二次審査の公開プレゼンテーションに参加するのが条件だよ。これはつまり、金沢に行かないといけないってことだよ」
OL「このクマ野郎!!往復の交通費だけで赤字じゃないか!!」
(この時点でほっぺのライフはもう0)
森クマ「ね、姉さん方、グランプリをとれば50万ですクマ!!(来年3月末までにアプリを公開しないといけないけど)これは大きな収入ですクマ!!市長奨励賞でも副賞がいただけるクマ!!」
OL「こうなったら賞を獲るわよ!!!」
森クマ(1回分の交通費だけでこの辛辣な反応・・・内緒で金沢に行って、まちしるべを調べたことは絶対に言えないクマ・・・)
「KANAZAWAまちシルベスターROAD」とは・・・
でもその「まちしるべ」自体が、風景に埋もれて忘れ去られてそうなので・・・そして情報がオープンデータで公開されていたので・・・
OL「えぇっゲームなの!?しかも育成ゲーム!?」
森クマ「そりゃあそうでしょう、森クマは由緒正しいインディーズゲーム開発者クマ!!ゲームの力で、金沢市の歴史保存活動の推進に努めるクマ!」
(由緒正しいインディーズ開発者のクマが金沢市の課題解決に尽力する)
OL「二次審査まであと1ヶ月もないわ!!公開審査ではアプリを実際に動作させないといけないみたいだし・・・今までのアプリに2ヶ月以上かかっているのに大丈夫なの!?」
森クマ「優秀なゲームアプリ開発プラットフォーム、cocos2d-xさんの力があれば、デモアプリくらい余裕クマ!!」
少女「・・・企画書にはGoogleMapsと連携するって書いてあるけど・・・cocos2d-xで簡単にできるんだっけ?」
(※Google Static Maps APIと自前で連携すればできないことはないみたいクマ)
森クマ「どどどどどうするクマ!!!AndroidにもiOSにも対応するって書いちゃったのに、ハイブリッドな開発環境のcocos2d-xが使えないと大変クマぁ!!」
少女「UnityならAssetStoreで、いくつかGoogleMaps連携ライブラリがあるみたい」
Unity、そして「まちしるべ」をモデリングするためのBlender。
これまで2Dゲーム開発で慣れ親しんできたcocos2d-xをはなれ、新しい開発プラットフォームを学習する地獄のような日々が続いたクマ。
(プライベートなゲーム開発に加え、コンテスト用のアプリ開発で火の車になる森のクマ)
(Blenderでまちしるべを作り、うねうね動くように細分化してボーンを入れてアニメーションを設定する)
(Unityにインポートして、ゲーム画面を作っていく)
そしてついに・・・
決戦の地・金沢市役所!!
と思いきや
舞台は21世紀美術館!!
(この写真も、金沢市画像オープンデータより拝借)
金沢市が世界に誇るミュージアムで、まさかのゲームアプリをプレゼンすることに。
まさかの大舞台に、香林坊で食べたシーフードドリアが胃もたれを起こす森のクマ。
その森クマ以上に、なぜか緊張で胃を痛めるOL。
そしてついに、金沢市長の挨拶を皮切りに公開プレゼンテーションが始まってしまったクマ!!
御自分が発案されたコンテストへの思いを熱弁する金沢市長。研磨されたオーラがクマ肌にビンビン伝わるクマ
金沢にゆかりのある著名な審査員さん達のオーラもヤバイ。帰りたいクマ。
出場者のアプリ・プレゼンもレベルが高い。それに対して審査員さんのコメントが的確に飛び交う。森クマはここにいていいのか・・・
(もう帰りたい森のクマ)
しかしここで踏ん張らねば・・・交通費を回収できない・・・何より、これは森クマのセンスを世に広めるまたとない機会・・・!!ふふふ踏ん張るクマ!!
そして後半戦、いよいよ森クマ@まちしるべの出番が!!
(オーバーソウルしている人間を操り、プレゼンする森のクマ)
(あぁーっ!!)
(壮大なオープニング)
(名前(旧町名)を忘れて土に埋まった「まちしるべ」を、ハタキやタワシで磨き綺麗にして、土地の記憶(オープンデータ)を取り戻すのがゲームの目的)
(ほわあああぁーっ!!!)
(まちしるべは元気になってくると徐々に周辺の記憶(地名・由来)を思い出しはじめる)
(坂道で達磨をかわしながら腹筋を鍛える、全世界ランキング対応レース(になる予定))
(うおぉおおおおんん!!!)
緊張のあまり、アプリもスライドも最後までみせられず、「まちしるべ」が自分の名前由来を思い出したところで8分の持ち時間が終わってしまったクマ・・・。
(それでも時間ギリギリまでプレゼンを許してくれた会場の皆様には感謝ですクマ)
(限りなく赤字が確定し、頭をかかえるOL)
ちぐはぐなプレゼンにも関わらず、思いのほかポジティブなコメントをしてくれる審査員の皆さん。1の質問に10の回答でしゃべりまくる森のクマ。
そして・・・8組の発表が完了したクマ。
審査結果発表までの間、21世紀美術館の周りをぐるぐるまわり続ける森クマとOL。
OL「まぁ、仕方ないよ。よく頑張ったよ。」
いつになく優しいOL。気遣いが辛いクマ・・・。
そしてついに結果発表・・・固唾を飲んで見守る・・・
しちょおぉおおおお〜!!!!
ということで、まさかの「金沢市長奨励賞」をいただくことができたんですクマ!!
(緊張のあまり、司会の方から向けられたマイクをぶんどる)
森クマ「いやぁ、内緒で金沢に来て、まちしるべ達を調べまくった甲斐がありましたクマ!!」
審査委員長「金沢は、内緒で来る町です!」
(にっこり)
ですよねクマ〜!!金沢最高!!
(にっこり)
副賞に、東茶屋の工房の職人さんが作られた、金箔を散らしたガラスの器をもらったクマ。これは素晴らしい記念クマ!!
(今日の宿)
森クマ「ひゃぁあ、受賞者のお帰りクマぁ!!
OL「内緒で金沢って何回だ!?何回だ!?」
(蓄積したダメージにより、ほっぺが崩壊をはじめる)
OL「器を、副賞の器を質に入れましょう!!」
( だめぇえええ!!)
そんなこんなで、金沢の夜は更けていくのだったクマ・・・
金沢市役所・21世紀美術館・審査員・出場者の皆様、貴重な体験をありがとうございましたクマー!
また、これまでの森クマシリーズ同様に、楽曲を使用させていただいた魔王魂様にも感謝ですクマ!!
(8bit音楽が大好評でしたクマ!)
帰りの新幹線・・・
OL「で、結局グランプリは逃したわけだけど、まちしるべのゲームは完成させるの?」
森クマ「If I get time,(私に時間があれば)」
完成させて、まちしるべを金沢のスターにするクマ・・・!!
(あわよくば森クマも・・・!)
来週から通常の森クマblogに戻るクマ!