ここは森のゲーム開発室・・・次回作が一向に決まらず金の亡者がしびれを切らす・・・
OL「まつろぱれっとをリリースしてから3ヶ月がたったわね・・・当初こそ好調だったけどDL数も売り上げもだいぶ下がってきた・・・」
OL「それなのにまだ新作の影も形もないのは一体・・・」
クマ「待ってください待ってくださいクマ!我々は何もしていなかったわけではない、進捗をご覧にいれますクマ!」
最初はダンスがしたいと連呼し
ゲーム開発は初期構想段階の風呂敷を無限に広げ続けられる時間が一番楽しい、だいじょぶ未来の自分が綺麗に畳んでくれるDEADEND pic.twitter.com/tauluAhJ1a
— ふりふら (@sleepmuse) 2020年4月10日
突然アポカリプスに憧れ
ゲーム設計を完全にぶん投げたまま、勢いと雰囲気だけで作り始めてしまった pic.twitter.com/CsCryfAmk5
— ふりふら (@sleepmuse) 2020年5月7日
ハッキングがどうこう言いだして
正しい順に押すと1つ先のレイヤに進むまで出来たクマ
— SleepingMuseum@ふりふら (@sleepmuse) 2020年5月20日
あとはかっこよ!なカメラ演出とエフェクト等を盛りつつ、魔女と敵の戦闘システムも組み込んで様子をみるックマ
大丈夫明日のクマがなんとかするクマ pic.twitter.com/XZ0Ezg89F1
そうこうしているうちに
戦闘時はサイドビューにして上半分で勝手に戦ってもらってる間に下半分で選択した敵をハックするのもありクマ
— SleepingMuseum@ふりふら (@sleepmuse) 2020年5月23日
複数敵なら後方の支援タイプから潰すとかできる
タワーディフェンス要素を掛けわせるのもありかも pic.twitter.com/t48bl8fC1Y
今に至る
次のゲームは、毎夜夢に出てくる魔女と深淵でランデヴーするゲームにしようと思います
— ふりふら (@sleepmuse) 2020年5月27日
2030年公開を目指してまずはコールドスリープする pic.twitter.com/u5FkE6IzSI
OL(迷走しすぎだろ・・・なんなんだ最後の深淵でランデヴーって・・・)
OL「ついったーブレストなんてその場の勢いで露に消えゆくんだから、具体的な成果物をみせなさいよ。ソースコードでもいい。」
森クマ「ぐぅっ・・・!!で、ではメイン処理のソースコードを・・・」
OL「まだソースコードのかけらも無いじゃねぇか!!おまえら3ヶ月なにしてたんじゃ!!」
少女「そうよ!森のクマさん3ヶ月何をしていたの!?」
(少女さん・・・?)
OL「答えんかい!!!」
クマ・少女「よくわからないけど面白いゲームになると思うので開発費をください!!」
OL「おまえら自分らの置かれてる立場がわかってるんか!!」
OL「状況を整理するけど、なんかようやく次回作の雰囲気・・・雰囲気だけは見えてきたってだけで、プロトタイプは愚かゲーム性もまだ決まっていないのね。3ヶ月でこの体たらく、これは大いに問題だわ、責任問題に発展する」
クマ「だっ・・・だいじょぶだいじょぶ、雰囲気とストーリーが定まればゲーム性は後からついてくるックマ」
OL「雰囲気とストーリーを先行させるとゲーム性を後からつけるのが大変!ゲーム性は早めに決めるほうが良さそう!ってFANBOXでも偉そうに書いてたじゃねぇか!!あれは別のクマなの!?」
(支援してクマを応援!!pixivFANBOX!!)
「あっあれはお酒が入っててつい調子に・・・」
「いや違うお酒飲んでいませんクマ、八海山普通酒なんて飲まずにひたむきに開発してるックマ!!そんなクマを許してほしい・・・」
少女「ごめんなさいOLさん!」
森クマ(しょっ少女・・・!?まさか全ての責任を被って謝罪を・・・!?いくらなんでもそれは酷っ酷クマ!これは我々みんなの責任・・・)
少女「私が森のクマさんを甘やしたのが悪かったの!!早急にクマのおしりを叩いてゲーム性を確立するわ!!自粛が明けても旅行になんか行かせないから!!」
OL「・・・ならばよろしい。頼んだわよ少女さん。この森を存続させるにはあなたの力が必要なんだから。あのクマは遠慮なく使いなさい。」
森クマ「おおおおかしいクマ!!クマはお仕事も保守もLINEスタンプも全部並行して作業してるんじゃクマー!!!」
少女「そういえば1ヶ月で作るっていってたLINEスタンプもまだ出てないわね。ゲーム開発に比べれば楽勝クマ!って言ってたわよね。」
(リリース後の開放感に浸って強気になる自分を殴りにいきたい!!)
OL「あとこれは業務連絡だけど、クマゲームは開発環境が古くなりすぎて最新のストア要件に対応できないから、順次非公開にすることで決定したわ。対応をよろしく。」
(この森はクマに慈悲がないの・・・?)
OL「だけどそれではあんまりだから、並行してクマポータルアプリの開発を許可する。」
「えぇっ!?クマポータルアプリを!?」
クマポータルアプリとは!?
みんな大好き森の白いクマがお腹を空かせるも市場でサーモンが買えず締め出されてさあ大変!!バイトして日銭を稼ぎサーモンを手に入れよう!!
・夜闇の一族の給仕
・呪われた画廊のお掃除
・バードウォッチャーの仕事
・クマがマンタに・・・マから始まる生物と・・・
などなど・・・数々のバイト(ミニゲーム)をしながら森のゲーム開発室のコラボゲームや最新情報も得られる最高のアプリだ!!
森クマ「さささ最高じゃないですかクマ!!!これさえあれば次々にゲームを追加できる・・・!!森のクマヘヴン状態!!」
少女「うふふふ良かったわね森のクマさん!!これで少しは気合が入ったかしら!!」
森クマ「もちろんですよ!!少女さんゲームのギミックも任せてください、このクマはなんでもできるクマ!!」
OL「わかってると思うけど、クマポータルアプリの開発は本業の隙間時間にやるのよ。開発費の工面は難しいから、自分で工面しなさいね。お昼ご飯を我慢するとかして。」
森クマ「うぉおおんやってやるぞ!!クマポータルアプリで覇権をとるックマ!!」
少女「クマの耳には聞こえてないようだけど、この方向性で決まりね!!諸々今年中のリリースを目指しましょう!!」
OL「とりあえず仮タイトルだけでも決めときましょうか。このゲームのテーマはなんなのかしら」
少女「そこは最初から一貫してて、エスコートよ!だから仮タイトルは EscortWitch にしときましょう!他には踊る・潜るとかかな・・・」
OL「エスコート・・・?まだピンと来ないけど、ちょっとお洒落な響きで悪くはないわね。ひとまずそれで!」
森クマ(ふふ・・・奴ら何を浮かれているックマ。これからこの森はクマポータルアプリ無しでは立ち行かなくなるというのに・・・ふふ・・・)
ひとまずの危機は去った森のゲーム開発室・・・しかし問題は何一つ解決していないどころか、クマのタスクはさらに増えたのだ。それにクマが気がつくのはもう少し先の話・・・