「バーン!!密林のアイドル、双子の姉キィロだよ!」
「・・・妹のハィロだよー」
キィロ「ねぇねぇ知ってるハィロちゃん!この夏、ついにvTuberさんの総数が4000人を超えたんだって!」
ハィロ「・・・もはやvTuber界もレッドオーシャン・・・私たちの新規参入は難しいね・・・」
キィロ「そこで今回は、vTuberさんに実況映え間違いなしのバズる!(可能性が無きにしもあらずの)スマホゲーム3選をおすすめするよー!!」
ハィロ「(なにが「そこで」なのかわからないけど)・・・するよー・・・」
テラセネ
キィロ「まず1本目は、『テラセネ それでも君を照らしたい』!太陽の光が苦手な女の子を太陽が守る、異色のディフェンスゲームだよ!」
ハィロ「・・・なんだかめんどくさい設定だね・・・」
キィロ「ハィロちゃん!」
(ばちぃいいいん!!!)
(!?)
キィロ「これはステマなんだよ!このアプリがDLされないと、私たちの収益が上がらないんだよ!!」
ハィロ「・・・・・・詩的な雰囲気を醸し出す、意味深な設定だね・・・」
(プレイヤーは太陽となり、夜道を行く少女を守る)
(しかし・・・)
キィロ「太陽の光を回転させて、女の子に近く悪魔を撃退するんだけど、傘を落としてる時は女の子自身も光でダメージを受けるから、繊細な操作が要求されるんだね!もうこの設定だけで世界観に引き込まれちゃうなー!」
(太陽の光には様々なタイプが。状況にあった戦略をとろう)
キィロ「ゴシックな雰囲気に高いゲーム性、美しいピアノのBGMにボス戦の荘厳なオーケストラ、徐々に明らかになる少女と太陽の関係に、視聴者も釘付け間違いなしだね!!」
キィロ「ストーリーは戦いの合間に演劇のナレーション風に挿入されるから、vTuberさんならではの語りが存分にアピールできるよ!」
キィロ「しかも、ショップの主である悪魔ベアーを「高いわ」ボタンでぽかぽか叩けるんだよ!小ネタも満載、このゲーム隙がない!!この夏1番のおすすめだよー!!!」
ハィロ「・・・おすすめだよー」
クマンタ
キィロ「2本目はこれ!!『KUMANTA 怒りのサーモン奪還作戦』! クマがマンタで空を飛んで軍隊に撃墜される、激ムズ避けゲー!!」
ハィロ「・・・このクマみたいなの・・・さっきのゲームにもいなかった?」
キィロ「えぇっ気のせいだよハィロちゃん!今日は世界中にあふれるディペロッパーさんたちのスマホゲームの中から選りすぐりのゲームを厳選して紹介しているんだから!」
ハィロ「・・・」
キィロ「人間たちがサーモンを乱獲することで、川でサーモンが取れなくなったクマがマンタで空を飛び漁船を破壊しにいこうとして軍隊に未確認飛行物体認定されちゃって迎撃されるんだって!! 人間たちの自然破壊にも一石を投じる深いテーマの作品だね!」
ハィロ「・・・深い・・・」
キィロ「難易度はさっきのテラセネのはるか上!戦闘機にレーザーに戦艦に巨大ロボットと、敵はどんどん凶悪になっていく猛攻のなかをクマンタがどこまで突っ切れるか!軍隊側のB級テイストな会話も相まって、これも実況映え間違いないね!!おすすめだよー!!」
ハィロ「・・・お おすすめー・・・」
クマVSマから始まる生物図鑑
キィロ「最後はこれだね!クマがマから始まる名前の生物と ・・・ねぇどうしたのハィロちゃん!!もっとテンション上げていこうよ!」
ハィロ「・・・これもさっきのクマなんじゃ・・・ねぇこれ同じディペロッパー・・・
キィロ「LINE風の画面で、スタンプで戦うアクションRPG『クマVSマから始まる生物図鑑』!!攻撃・回復・回避にバフと、様々な効果を発揮するスタンプを駆使して、トーク相手をぶっ倒す!!LINEで友達と喧嘩するような感じで戦えるんだね!!可愛いキャラクター同士の戦いはVTuberさんも交えて盛り上がりそうだねー!!」
ハィロ「・・・なんで敵がマから始まる生物なの・・・?」
キィロ「クマ→マXXXってことじゃないかな!!うん、納得だね!!」
ハィロ(・・・)
ハィロ「お姉ちゃん・・・ここまで紹介したゲーム・・・3つとも全部同じディペロッパーのゲームなんじゃ・・・全部おんなじようなテイストだし、同じような白いクマだかカエルだかのキャラクターが全部にい・・・
(ばちぃいいいん!!!)
ハィロ(こっこのバカ姉、調子にの・・・)
(ばちぃいいいん!!!)
(ばちばちぃいいいん!!!)
キィロ「ハィロちゃん、この中のどれか1つでも実況されてダウンロード数が増えればしめたものだよ!!アプリ内課金か広告収益が入ってこないと、私たちの明日のご飯はそら豆なの!!」
ハィロ(・・・どうしてそんなことに・・・切羽詰まりすぎだよ・・・こんなブログ記事書いてる暇があったら働くほうがいいんじゃ・・・)
キィロ「あっと!ハィロちゃんがやる気ないから、尺が余っちゃったよ!せっかくだからもう一つ紹介しようね!」
UMAの憂鬱(おまけ)
キィロ「アマゾンに潜むひ弱なUMAが藤岡弘ばりの探検隊員から逃げまくる『UMAの憂鬱』!!見た目はゆるいけど、高難易度のハイド&シークなゲームだね!!」
キィロ「UMAがAmazonの通販を利用して対人レーダーや迷彩スーツで立ち向かうのが緊迫感があって楽しいねー!!みつかっちゃったときはVtuberさんもアバターをオーバーリアクションさせるチャンス!!しかもこのゲームには私たちも敵として出現するんだよ!!」
ハィロ(・・・どうせならこれを一番最初に紹介しようよ・・・)
ハィロ「これはあの白いクマだかカエルだかもいないみたいだから、安心しておすすめできるね・・・あ」
ハィロ(これにもいるの・・・クマカエル・・・このディペロッパー、引き出しがクマばっかなのか・・・)
ハィロ(ダウンロードリンクのボタンすらクマカエルなの・・・)
キィロ「今日のおすすめコーナーはおしまいだよー!!またねー!!」
ハィロ「・・・またねー」
キィロ「あっそうそう!!今日ご紹介したゲームは全部、ストアのこちらのページからもダウンロードできるからねー!!よろしくー!!」
ハィロ(やっぱり全部おなじディペロッパー・・・クマカエル野郎・・・とんだステルスマーケティングだわ)
完