ゴゴゴゴ・・・(なんかドス黒い陰謀が渦巻くような感じの音)
ここは12人の凶悪な囚人が収監される国際特別刑務所
「Zodiac」
最先端のセキュリティシステムで監視される冷たい監獄に、一人の女が足を踏み入れる・・・。
新人女捜査官のアメリは、囚人達の聴取が役目だ。
今日の相手は、森で少女を追い回した罪で収監された森のヤバいクマ。通称MORIKUMA
MORIKUMA「やぁアメリ。ちょうど本を読むのにも飽きたところクマ・・・」
檻越しにこちらを舐めるような視線を投げかけて回答をはぐらかす森のヤバいクマ・・・その愛らしいつぶらな瞳にだまされてはいけない・・・かつてこのクマは、一国の軍隊を壊滅させたこともあるのだ・・・アメリは緊張を悟られぬよう気丈に振る舞いながら、ある事件の捜査協力をMORIKUMAに提案す
少女「長い」
森クマ「少女を追い回して捕まった森のクマが最新鋭のセキュリティ+凶悪な囚人たちを退けて脱獄する横スクロールアクションゲームですクマ。」
・全12ステージ(道中+ストーリー+ボス戦)の横スクロールアクションゲーム
・一度クリアしたステージは再挑戦可能
・ステージ中に拾ったお金で森クマの性能(体力や攻撃力)を強化できる
・動画リワードによるコンティニューなど
森クマ「ちなみに主人公のイメージは下図になりますクマ」
OL(ドッ、ドットーーーー!!?)
妖精(こいつはとんでもない隠し球をプレゼンに使ってきたなクマ野郎)
少女「ドットに挑戦するのは良いかもね。これまでの森クマシリーズは、ふにゃふにゃの手描き線だったから、ぱっと見ゲームなんだか、なんなんだか分からなかった面があるわ。ドットでしっかり作り込めば、ゲームらしさはアップするかもね。」
森クマ(あれ・・・なんか優しい。もしかして森の妖精が、森クマと少女さんの間を取り持ってくれてるのでは!?)
(何もしていないけど、とりあえず何かしたように見せる森の妖精)
少女「問題はそのゲームが森クマのキャラクターとマッチするかどうかね。森クマ、あなたのキャラクターは、一言で表すと何かしら」
森クマ「カジュアルでスタイリッシュでサブカルチャーで、これまでにないクマキャラクターを切り開きながらアプリ界に衝撃を与えつつ、ゆるキャラの新時代の到来を予期させる至高の申し子で
少女「一言で」
森クマ「う、うーん・・・なんかヤバいクマかな・・・」
(なんかヤバいクマ)
少女「キャラクターと何かの要素を組み合わせてシナジーを期待するにしても、なんでも組み合わせればいいというわけでもないわ。良い違和感と悪い違和感があるの。クマと、監獄というある意味重苦しいイメージの組み合わせが、森クマのキャラクターをプラスの方向へ昇華させるかは、もっと吟味が必要よ。」
森クマ「うーんたしかに。言われてみれば森クマ自身、自分が何なのか分からないクマ」
(自分が何なのか分からない森のクマ)
少女「まぁ、なんかやばいクマと監獄はそんなにおかしい組み合わせではないと思うけどね・・・あとは開発規模かしら・・・ざっとみても、10人日には収まりきらないわね。ドットの作成やステージ/ボスの作り込み、課金システムや動画リワードの組み込みを考えれば、30人日は必要な気がするわ」
森クマ「さ、30人日・・・」
OL「ふふ、森クマ。さっそくAパターン(10人日)のアイデアとしては、工数オーバーね・・・」
妖精「おうおう、いいかい森のクマさんよう。工数を守るってのは開発者の基本中の基本だぜ!わかってんのか、えぇ!?わかってんのかクマ野郎!!」
少女「でも、もう少し煮詰めてみてもいいかも。ステージの要素を限定したり、ドットもフリー素材を活用することで、工数の削減は可能なはずよ。それに収益化の目処がたてば、必要に応じて工数を増せるわ。お金の概念があるなら、課金要素も組み込めそうだし。」
OL(しょ・・・少女さん・・・?)
森クマ(あれ・・・なんかやっぱり優しいクマ・・・やっぱり妖精が少女に、森クマにやさしくしてくれるように言ってくれたのでは・・・!?)
(何もしていないけど、さも間を取り持ったような雰囲気を醸し出す森の妖精)
その妖精がハードボイルドに登場するLINEスタンプリローデッドもよろしクマー!!
少女「じゃあ次は私の番だね・・・」
(パチッ)
(て、停電!?)
そして次回・・・ついに少女の企画がベールを脱ぐ!!
shakeflower.hatenablog.com